通信制高校の選び方|後悔しないための5つのチェックポイント
- 松陰高校みなとみらい学習センター
- 5月23日
- 読了時間: 15分

▶︎1. 通信制高校とは?基本の仕組みと特徴

1.1 通信制高校の仕組みと全日制との違い
「通信制高校ってどんなところ?」と疑問に思う方も多いはずです。まずは、通信制高校の基本的な仕組みと、全日制高校との違いを整理しておきましょう。
通信制高校は、自宅学習を中心に単位を取得し、必要な登校日数(スクーリング)だけ通うスタイルの高校です。一方で全日制は毎日登校し、授業や学校行事に参加する形式です。
主な違いは以下の通りです。
項目 | 通信制高校 | 全日制高校 |
学習スタイル | 自宅学習+スクーリング | 毎日登校して授業を受ける |
登校日数 | 月1回〜週3回など、学校によって異なる | 平日毎日 |
単位の取得方法 | レポート提出+スクーリング+テスト | 授業出席+テスト |
対象年齢 | 中学生〜社会人まで幅広い | 一般的に15歳〜18歳 |
カリキュラムの柔軟性 | 比較的柔軟(自由登校や選択制) | 一定の時間割に沿って学ぶ |
通信制高校の大きな特長は「学ぶ時間と場所を自分で選べる自由さ」があること。そのため、さまざまな理由で全日制に通えない人や、自分のペースで学びたい人に選ばれています。
一方で、自己管理力が必要になるため、「何から手をつけていいかわからない」と戸惑うケースもよくあります。
失敗しやすいポイントとしては、以下のような例があります。
① 勉強の進め方がわからずレポートが溜まってしまう
② 登校日数の少なさに安心しすぎて学習習慣が崩れる
③ 学校ごとのシステムの違いを把握せずに入学する
こうした失敗を避けるためには、入学前に「どんなサポートがあるか」「学習の進め方が合うか」などをしっかり確認することが大事です。
1.2 通信制高校のメリットとデメリット
通信制高校には、他の教育形態にはない魅力があります。一方で、注意が必要なポイントもあります。
主なメリットは以下の通りです。
自分のペースで学べる
通学日数が選べるので負担が少ない
好きなことに時間を使いやすい(バイト・趣味・家庭の都合など)
中卒・高校中退後でも再スタートしやすい
年齢制限がなく、大人の学び直しにも対応
たとえば、毎日決まった時間に登校するのが難しい人にとっては、通信制高校は心強い選択肢です。 実際、スポーツや芸能活動に取り組んでいる人、体調面に不安がある人、家庭の事情で登校が難しい人など、さまざまな背景の人が在籍しています。
一方で、デメリットとしては以下のような点が挙げられます。
自己管理が難しく、学習が後回しになりやすい
友人との交流機会が少ない場合がある
学校によってサポート体制に差がある
進路や将来像がぼんやりしやすい
特に多いのは「気づけばレポート提出期限が迫っていて焦る」といった自己管理に関する悩みです。自宅で学ぶ時間が長いため、自分を律する力が必要になります。
ただし、最近は学習の進行をサポートしてくれる体制が整っている通信制高校も増えており、未経験でも安心してスタートできる環境が整ってきています。
選ぶ学校によって「向いている・向いていない」が変わってくるため、通信制高校の基本を理解したうえで、自分に合った選び方が大切になります。
▶︎2. 通信制高校の選び方:5つの重要ポイント

2.1 公立と私立の違い
通信制高校には、大きく分けて「公立」と「私立」があります。それぞれにメリットとデメリットがあり、自分に合った方を選ぶことが大切です。
公立通信制高校の特徴
学費が非常に安い(年間3〜5万円程度)
地元の学校が多く、地域密着型
通学は主に日曜や特定日
私立通信制高校の特徴
学費はやや高め(年間20万円〜50万円以上)
通学頻度や学び方が多様で柔軟
コースやカリキュラムが豊富で個別対応が充実
費用だけで決めてしまうと、後悔するケースも少なくありません。
よくある失敗例はこちらです。
①「安さ」で公立を選んだが、サポートが少なくて挫折
②「通学距離が遠くて思ったより大変だった」
③「学校の雰囲気が合わず孤立してしまった」
選ぶ際は、学費の安さだけでなく、通いやすさ・サポート体制・自分の目的との一致をしっかり確認することが大事です。
2.2 学費の比較とコストの考え方
通信制高校は「安い」と思われがちですが、実際の費用は学校によって大きく異なります。
主な費用項目には以下があります。
入学金・授業料・施設費
教材費・スクーリング費用
オプションコース費用(進学・専門系など)
公立なら年間数万円ですが、私立はコース内容によっては年間50万円を超えることもあります。
費用面でのよくある失敗は、「オプションや追加費用を見落としていた」ことです。
以下のような例があります。
① スクーリングが遠方で交通費・宿泊費が想定以上だった
② 進学サポートコースを選んだら追加料金がかかった
③ 教材費やレポート添削費が別途必要だった
資料請求の際に「年間の総額」と「何にいくらかかるか」を細かく確認しておくことが、後悔しない選び方のポイントです。
2.3 通学スタイルとスクーリング頻度の確認
通信制高校は「通学不要」と思われがちですが、スクーリングという登校日があります。
通学スタイルには主に以下のパターンがあります。
月1〜2回:最小限の登校(多くの通信制がこの形式)
週1〜3回:学習支援が手厚いタイプ
全日型:週5で通学、全日制に近い形式
自分の生活スタイルや体調、バイト・趣味との両立などを考慮することが大切です。
よくある失敗例にはこんなケースがあります。
① 思ったより通学回数が多く、続けられなかった
② 家から遠く、移動がストレスになった
③ オンライン対応が少なく、授業に参加できなかった
「どこで」「どのくらい」「どんな方法で」通うのかは、学校によって大きく違うので要チェックです。
2.4 サポート体制と学校の対応力
通信制高校で続けていくには、学習面・生活面・精神面のサポートが不可欠です。
特に通信制では「自分で管理する力」が求められるため、学校のフォロー体制によって継続率が大きく変わります。
チェックすべきサポート内容には以下のようなものがあります。
レポート添削や学習指導の手厚さ
担任やカウンセラーによる個別相談
メンタルケアや不登校経験者への対応
保護者との連携サポート
サポートが少ない学校では、孤独感や不安で離脱するケースが多く見られます。
こんな失敗がありがちです。
① レポートの進め方が分からず放置してしまう
② 担任との面談がなく、不安を相談できなかった
③ 勉強以外の悩みを誰にも言えず、孤立した
「困ったときに助けてくれる人がいるか」は、学校選びで最も重視すべきポイントのひとつです。
2.5 進学・就職支援の内容と実績
通信制高校でも、卒業後の進路は非常に重要です。 進学・就職支援がしっかりしている学校を選べば、次のステップにもつながりやすくなります。
確認すべきポイントはこちらです。
大学・専門学校への進学サポート(模試・面談・推薦制度など)
就職に向けた職業体験や面接指導
資格取得や検定対策のカリキュラム
過去の進学・就職実績の開示
通信制高校でも、進学率70%以上を達成している学校も存在します。
注意したい失敗例は以下です。
① 進路相談がなく、卒業後の不安が残った
② 希望の大学に対する情報が不足していた
③ 資格取得の講座がなかった
進路に関するサポート体制は、在学中から卒業後までの安心感につながります。
▶︎3. 通信制高校選びでよくある失敗例と回避策

3.1 情報不足によるミスマッチ
通信制高校を選ぶ際に、もっとも多い失敗の一つが「情報不足によるミスマッチ」です。 パンフレットやホームページだけで判断してしまうと、実際に入学してから「思っていたのと違った…」となりがちです。
たとえば、こんな失敗があります。
① 通信制=完全自宅学習と思い、登校日があることを知らなかった
② 自分に合うコースがあると思ったが、実際は開講されていなかった
③ 学校の雰囲気や生徒層が合わず、通うのがつらくなった
通信制高校は学校ごとにカリキュラムや通学スタイルが大きく異なるため、「通信制だからどこでも同じ」と思い込むのは危険です。
こうしたミスマッチを防ぐには、
資料を複数請求して比較する
学校説明会や個別相談に参加する
実際に通っている人の体験談を調べる
といった準備が必要です。
たとえ1校しか候補がない場合でも、事前に「どんな人が通っていて、どんなサポートが受けられるか」を確認しておくことで、後悔しにくくなります。
3.2 学費面での誤算
「通信制高校は安いから安心」と思って入学したものの、実際は思わぬ出費がかさみ、続けられなくなるというケースも少なくありません。
よくある学費の誤算は次の通りです。
① 授業料以外に教材費・施設費・スクーリング費などが加算された
② オプションの進学コースやサポート料金が別料金だった
③ 分割払いにしたら手数料がかかり、予想以上の出費になった
入学前に「年間いくらかかるのか?」を総合的に見ておかないと、生活費とのバランスが崩れてしまうこともあります。
特に私立通信制高校では、コースによって金額が大きく異なるため要注意です。
失敗を避けるためには、
入学金・授業料・教材費など、明細をしっかり確認する
質問があれば遠慮せず学校に問い合わせる
奨学金や就学支援金の対象になるかも調べておく
ことが大切です。
費用の全体像を把握しておくことで、「続けられるかどうか」の見通しが立てやすくなります。
3.3 通学距離やスクーリングの負担
「通学が少ないから楽だろう」と思って入ったのに、実際にはスクーリングの移動や時間が大きな負担になるケースもよくあります。
通信制高校には、以下のようなスクーリング形式があります。
月1〜2回の通学型(主に学習の確認や面談)
週1〜3回の通学型(進学サポートが手厚い)
年に数回、宿泊型で実施する集中スクーリング
この中で特に注意が必要なのが、「宿泊型スクーリング」や「遠方への通学」です。
ありがちな失敗例は…
① 自宅から片道2時間以上かかり、通うのがつらくなった
② 年に数回のスクーリングが泊まりがけで費用も大変だった
③ 登校が義務の曜日とバイトがかぶってしまい、両立できなかった
こうしたスクーリングの負担は、モチベーション低下や中退につながる大きな原因になります。
回避するためには、
事前に「何回・どこで・どのくらいの時間」通うのかを確認する
通学手段や所要時間を調べて、実際のスケジュールに落とし込んでみる
オンラインスクーリングの有無や振替制度も確認する
ことが重要です。
自分の生活リズムや体調に合った通学スタイルかどうかを見極めることが、継続できるかどうかの分かれ道になります。
▶︎4. 自分に合った通信制高校を選ぶステップ
4.1 自己分析と目的の明確化
通信制高校を選ぶ第一歩は、「自分がなぜ通信制を選びたいのか」をしっかり言葉にすることです。 この「目的」が曖昧なままだと、どの学校が自分に合っているのか分からず、選択に迷い続けてしまいます。
自己分析のチェックポイントはこちらです。
今、全日制が難しい理由は何か?(人間関係・体調・時間の使い方など)
通信制に通いながらやりたいことはあるか?(バイト・資格・趣味など)
卒業後の進路はどう考えているか?(大学進学・就職など)
自分はどのくらいのサポートが必要か?
たとえば「大学に進学したいけど、自分のペースで勉強したい」という人と、「高卒資格だけをとりたい」という人では、選ぶべき学校はまったく違ってきます。
よくある失敗としては…
①「なんとなく自由そう」という曖昧な理由だけで決めてしまう
② 自分が勉強したいことや将来を考えずに選んでしまう
③ 友人や家族のすすめで決めて、後から違和感を感じる
まずは、自分が「どんな環境で、何を目指したいのか」を明確にすることで、後悔しない選び方ができます。
4.2 資料請求と比較検討の方法
自己分析ができたら、次は複数の学校の資料を取り寄せて比較検討する段階です。 通信制高校は、学校ごとにカリキュラムやサポート体制が大きく異なるため、「複数を見比べる」ことがとても重要です。
資料請求で確認すべきポイントはこちら。
学費の詳細(年間費用・内訳・支払い方法)
通学スタイル(登校頻度・オンライン対応)
コース内容(進学・就職・資格取得など)
サポート体制(担任制・カウンセラー・学習支援)
卒業後の進路(実績や支援制度)
1校だけでは気づかない違いも、3〜5校以上を比較すると「自分に合う・合わない」がはっきりしてきます。
よくある失敗にはこんな例があります。
① パンフレットを読まずに、名前だけで判断してしまう
② 比較せずに最初に見た学校だけで決めてしまう
③ 「学費が安い」だけで決めて内容を見落とす
資料を見ながら、自分の目的と照らし合わせてチェックリストを作るのも効果的です。
4.3 学校説明会や個別相談の活用
資料での比較の次に重要なのが、実際に学校の説明会や個別相談に参加することです。 ここでしか分からない「雰囲気」や「先生の人柄」「通っている生徒の様子」を直接感じることができます。
説明会・個別相談でチェックすべきポイントはこちらです。
先生やスタッフの対応は丁寧か?
質問にしっかり答えてくれるか?
学校の施設や雰囲気は快適か?
通っている生徒層は自分に近いか?
不安や悩みに寄り添ってくれる姿勢があるか?
学校選びにおいて、実際に足を運んで感じた「印象」や「安心感」はとても大切です。
よくある失敗例は以下の通りです。
① ネット情報だけで決めて、入学後にギャップを感じた
② 説明会で質問をしなかったため、情報が浅くなった
③ 実際のアクセスを確認しておらず、通学が想像より大変だった
説明会では積極的に質問し、自分の希望や不安をしっかり伝えることで、より具体的な情報が得られます。
▶︎5. 通信制高校「松陰高校みなとみらい学習センター」の特徴と魅力
5.1 自分に合った登校スタイルを選べる多彩なコース設計
松陰高校みなとみらい学習センターの最大の特徴は、生徒一人ひとりの生活スタイルや目的に合わせて選べる柔軟な登校コースが充実していることです。
具体的には以下の4コースが用意されています。
1DAYコース
週1回(月曜日)のみの通学スタイル。初めて通信制に通う方や、ゆっくりスタートしたい方におすすめです。
3DAYコース
週3回(月・水・金)の通学。社会と学びを結びつける授業で、プレゼン力や対話力も養います。
学び直しコース
午後からの登校を中心に、基礎学力を無理なく身につけるスタイル。小中学校の内容から復習したい方にも最適です。
5DAYコース
週5日通学が可能。プラス1ゼミを通じて得意分野をさらに伸ばしたい方や、進学を本格的に目指す方にぴったりです。
コースは途中で変更することもでき、無理のないペースで自分らしく学ぶことができます。
たとえば「朝が苦手」「アルバイトや活動と両立したい」といった悩みを持つ人も、自分に合った時間帯・頻度で学びを進められる点が好評です。
5.2 社会に直結する「世のな科」とリベラルアーツの授業
松陰高校みなとみらい学習センターでは、「ただ単に高校を卒業するだけでなく、社会で活き活きと生きる力を育てる」ことを教育理念に掲げています。
その象徴とも言えるのが、独自カリキュラムの「世のな科」や「リベラルアーツ」です。
「世のな科」
時事問題やニュースを題材に、生徒同士で意見を出し合いながら「今、社会で何が起きているか」を掘り下げる学び。教科書だけでは得られない“本質的な考える力”を身につけられます。
「リベラルアーツ」
文系・理系を問わず、哲学・歴史・文学・数字を通じて「社会の仕組み」や「物事の裏側」を捉える力を養う教科です。世界を見る目が変わるとの声も多数寄せられています。
「学ぶ意味」を見つけたい人にとって、ここでの授業は人生の転機になり得ます。
暗記ではなく、「問い直す力」「自ら考える力」を重視するこのスタイルが、多くの生徒に好評です。
5.3 個別サポートと進路指導の充実
松陰高校みなとみらい学習センターでは、「生徒一人ひとりにしっかり向き合う」個別対応を徹底しています。
主なサポート内容は以下の通りです。
レポートゼミや個別ゼミによる学習フォロー
基礎から学び直せるサポート体制(小学生範囲からのやり直しも可)
カウンセリングや面談を通じたメンタル面の支援
進学・検定対策のゼミ(英検・漢検・文章検など)
さらに、進路指導にも力を入れており、
総合型選抜・一般入試に対応した対策ゼミ
面接・小論文指導
進学先に合わせたきめ細やかなアドバイス
といった取り組みで、多くの生徒が有名私立・国公立大学への進学を実現しています。
「社会でどう活躍するか」までを見据えた教育が受けられるのが、大きな魅力です。
▶︎6. まとめ:自分に最適な通信制高校を選ぶために
通信制高校は、「自分のペースで学べる」「生活スタイルに合わせやすい」など、柔軟な学び方ができる一方で、選び方を間違えると後悔につながることもあります。
この記事では、以下のポイントを中心に解説してきました。
通信制高校の基本的な仕組みと、全日制との違い
公立・私立や学費、スクーリングなど選ぶ際の重要ポイント
情報不足や学費の誤算など、よくある失敗例とその対策
自己分析・資料請求・説明会参加など、選ぶための具体的なステップ
松陰高校みなとみらい学習センターのような、学びと社会をつなぐ教育環境の紹介
通信制高校を選ぶ際に最も大切なのは、「自分がどんな高校生活を送りたいのか」「卒業後にどうなっていたいのか」を明確にすることです。
そのうえで、費用・サポート体制・通学スタイル・進路実績など、さまざまな情報を比較検討し、納得できる学校を見つけることが大切です。
また、迷ったときは学校説明会や個別相談を利用することで、ネットでは得られない「空気感」や「安心感」を得ることができます。
そして何より、「通信制高校=消極的な選択肢」ではなく、未来を切り開く前向きなステップとして活用する視点を持つことが、より充実した高校生活につながります。
焦らず、しっかり準備して、自分にとってベストな選択ができるよう、まずは一歩踏み出してみてください。
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